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エチカの鏡・・・

昨日、見てしまいました、エチカの鏡。

あの超ど級の教官!

平林 都さんの
接遇研修ドキュメント。
最近、なんどか、
フジテレビが取り上げてるんよね。

私はあの方を
インストラクターとも、講師とも、先生とも
呼びません。

っていうか、おそらくは
少しでも
企業の人財教育のようなことに
関わったことがある人なら、
おわかりと思いますが、

あえていうならば
「教官」だし、
外人部隊の軍曹みたいな、
感じかもしれませんなぁ。。。

接遇のプロフェッショナルとして
企業の実績を上げてきて
いらっしゃるという評判の方ですので、
あえて、私のようなものが
どうのこうのとは申し上げません。

そういう方法もあります!
けっして否定はしません!
ただしね、、
どうなんですかね。。。
あういう訓練の場を
テレビというメディア上に
「晒す」のは、、、、
それも、なんで、それが
あんな感じに編集されて
しまうことについては、
「?」が付いてしまいます。

まず、不自然なのは、今回の9月6日放映の中で
ひとり、平林さんの指導方針に逆らっていた店長
がクローズアップされていました、それどころか、
次週にまで、この店長のエピソードをひっぱるという
まさに、テレビショー的な展開になりました。。。

当然、一視聴者としては、
あ~~気になる、、どないなるんやろ、、、、
みたいな、、、好奇心ありありの
お願いだから、こんな物分りのわるい店長を
ぼっこぼっこに痛めつけて、改心させてしまえ、、
やれ!、、、平林 都!

みたいな、、そんな気分にさせてくれる展開だったので、
期待通りかもしれません。。。
だからこそ、
この展開は、、ああ~~ドキュメンタリーではなかったんや、、
と、、、ちょっと憶測をせざるをえなくなりました。

だって、考えてもみてください。
普通、テレビ局が、
自社の人財育成プロジェクトを取材するってときに
いかにそれが、
あの平林 都さんのカリキュラムであろうとも、、
はなっから、逆らって素直になれない、
という店長をそのままに
カリキュラムを進行させることのほうが
おかしいと思うのです。。。

普通にかんがえてもみてください。
会社が取材を許した、社内研修の中で
会社の方針を納得していないということを
あからさまにカメラの前で、熱く語るバカが
どこにいます?

というか、
そんな好き勝手を、カメラの前で
社員がしゃべるのを黙認するような
広報担当者がいるはずがありません。

次回の放送で、おそらくは
こてんぱんにやられた店長が、期待どおり
改心するという展開が、普通だと思います。
そうしないと、誰もハッピーにならないし、
それ以外のストーリーなら、
この研修をした企業そのものが逆にイメージ
ダウンとなりかねません。。

いいたいことは、
この番組は予定調和の
色が極めて濃い、
演出の流れにのって、
作られたものだということです。

誤解はしないで、ください。
やらせ とは思っていません。
実際、こういう研修や訓練をやっているときは
ほんとうに参加者の中に、
ものすごく斜に構えて、
反抗的な態度をあからさまに
示す人たちも出てきます。

教官の側にたてば、当然です。
私だって、ぼっこぼこにして
やろうとするでしょうし、
時には、絶対に、腹の底から、泣かせてやる、、と
堅く誓って、そのカリキュラムを全うしてやる、、と
なります。

しかしです、、やはり
いくら宣伝効果が大とはいえ、
この場合は、クライアントである、
研修を依頼した、あの函館の会社の知名度が
一気に増すという
副次的効果もあるでしょう。
クライアント企業を
大切にされる平林さんなら、
それも計算した上での
ことだとはおもいます。

とはいえ、
どうなんでしょうね。。
やっぱりその企業の中での訓練は
どんなに普遍的な内容であっても、
社外秘であるべきではないでしょうか?

さらにいえば、こういう類のものは
何度も何度も
放映されるものではないし、
今回のように演出者の意図が
みえかくれするような加工を施す事自体、
はっきり言って
「品がない」ことだと思います。

訓練中に関西弁で、ぼっこぼこに怒鳴る、
美貌の教官、、そりゃ、、見栄えもいいし、
盛り上がります。。。というか、、
そんなにしなくても、平林さんの訓練は
十分に素晴らしいのだから、
どうか、その内容を、つまらない番組で
晒すのはやめてほしいとおもう私は
考えが誤っているのでしょうか?

平林さん、ご本人が
どう思われているのかを、知りたいところです。

繰り返しますが、
平林さんのなさっている訓練
(私はあえてこういいます)
は、ちゃんと効き目があるのだとおもいます。
けっして、
この方のやり方や考え方を否定したり、揶揄したり
するつもりはありません。。。

とにかく、なんだかんだと
放送のネタ欲しさに取り上げる
テレビ局の制作側の姿勢のほうを問題視しているのです。
それを上手く利用して
ご自分のお考えをすこしでも多くの人に
周知させる手段として、わりきって、取材に応じていらっしゃるのなら、
それも批判はしません。

しかし、
やはり、人を育てる場は
人に晒すものではないと、強く思います。
努力する姿、そういう内幕こそ、、
人にはみせない、、これこそが、本当のプロフェッショナルでは
ないのでしょうか?

(投稿者:ホスピタリティ創新塾生: 平野 昌功)

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