プロミネンス
あ、別に、ショコタンのサラ金の名前とはちゃうし。。。
昔、コールセンターの業務改善にかかわっていた頃、
とくに、電話でのお話の仕方についての
訓練のときに、よくつかっていた言葉です。
突出していること、顕著であること、などの意味が
もともとの意味なんだけど、そこから転じて、
電話で会話をするときの抑揚とかメリハリのような
意味合いでつかっていたと思う。
たとえば、
「あ、今の電話応対では、プロミネンスを意識して
良い感じで会話の雰囲気をつくれましたね~」
なんてね。要するに、まだまだ、電話のコミュニケーションって
テレビ電話っぽいものは少なくて、どうしても
音声が主体ですよね、
つまり、
どんだけ、敬語をあやつり、
流暢に(かまずに)
すらすらっとお話できたとしても、そして
内容的にも正しい情報だったとしても、、
話し手がプロミネンスをうまくコントロール
しなければ、非常に無機質な
冷たい印象しか、与えないんだよね。
そ、たとえていうなら、
ふんぞり返った姿勢のままで、
ありがとうございます、っていったときみたいな、、
後味のわる~い、、響きでしか
相手にはとどかないんです。
騙されたと思って、やってみてください。
たとえば、非常に無表情な状態のまま
ありがとうございます、って、鏡に向かって
やってみてください。
そのあとに、
鏡に映っている自分の顔を
話し相手にみたてて、そうだね、
自分が大好きな人、大切な人
でもいいや、、そういうふうに思い浮かべて
おもいっきり、感謝の気持ちを表現しながら
同じように、ありがとうございます
って言ってみてください。
そ、それがうまくプロミネンスが
加味された表現なんよね。
つまりプロミネンスコントロールというのは、
スキルではなくって、気持ちなんよ。
きょう、たまたまある人と会話をした電話では
話せば話すほど、私の
気持ちがどんどん不愉快になっていく
会話しか、生まれなかった。
すべてを相手のせいにしてはいけないと
わかってはいるのだが、やっぱり
会話は共同作業だし、どちらか一方が
熱いだけでは、だめなんよね。逆に
いうと、どちらか一方でも
プロミネンスがゼロの状態にあれば、
要するに、
コミュニケーション(意志疎通)
はゼロになるといえるでしょうね。
そう、コミュニケーションって、掛け算
だと思います。私が久しぶりに
はまったドラマの医龍にも、そんな台詞が
バンバン出てましたけど。。。。(笑)
もちろん、繰り返しますが、
やはり会話というのは、どちらかが
一方的に悪いというものではないと
思います。相手の非ばかりを責めるのでは
なく、そういう反応をさせてしまった
自分にも、省みるべき点があるのだなぁ
と、今お風呂上がって、ぼ~っと
しながら、ふりかえっておるわけですよ。
結局はむずかしくかんがえず、
どっしりとかまえて、
「なんちゃない!\(^o^)/」(讃岐弁ね)
「なんくるないさ\(^o^)/」(琉球語ね)
と、きれいにわすれて、
また明日、、新たな気持ちで、
少しでも、おたがいが元気になったり
勇気付けられるような
コミュニケーションができたら、と思う、、
チュー年オヤジなのでしたぁ。。。
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