命はつながっている。
医龍というドラマに、すっかりはまって
しまったことは、すでに何度か、書いたことだが、
主人公の天才外科医のモデルともいえる、
医師が人材バンクネットというサイトの中で
語っている記事をみた。
その医師は須磨久善氏。
記事中で掲題の部分を
引用させていただく。
命とはどういうものかというのを言葉で表現するのは
なかなか難しいことだし、わかりにくいんですが、
「命を感じる」ことはすごく簡単にできるんですよね。
どんなときかというと、
普段の人間関係の中ですごくよく感じられます。
好きな人が死ぬとすごく悲しいし、
場合によってはそのために
死んでしまう人もいるかもしれない。
反面、好きな人にいいことがあったり、
ありがとうと感謝されると自分もすごくうれしい。
特に何かをしてありがとうと言われると、
赤の他人であってもすごくうれしいですよね。
だけど、よく考えればこういうことって
他人事じゃないですか。
自分ではなく他人のことなのに、
自分のことのように
つらかったりうれしかったりする。
それが人間というものなんです。
だから基本的に「命はつながっているんだな」と思うんです。
特に僕らの仕事では日常的に感じています。
こういうことをときどきふっと感じられるようになると、
人に対して優しくなれるし、人のために何かをしてあげようと
素直に思えるようになる。
しかも直接の見返りなどはあまり期待しなくなる。
ぐるぐる回っていずれはどこかから返ってくるだろうという感じで、
生き様がヒステリックでなくなるんですね。
逆にいつもキリキリして余裕がない人は、
命はつながってることが感じられてないから、
すごく窮屈になってるんじゃないかなという気がします・・・
出典 http://www.jinzai-bank.net/edit/info.cfm/tm/108/
これを読んだとき、
なんか、気持ちが締まる思いだった。
「生き様がヒステリックでなくなる。。」
極限の状況下ともいえる
手術室の中で、まさに緊張状態の連続という
この医師がおっしゃること自体、ものすごい
ものを感じるし、すなおにうなずいてしまう。
実際に、この先生は、医龍の制作現場においても
監修をなさっており、あのドラマの手術シーンは
医療の現場からみても、参考になるほどの
仕上がりになったらしい。
また記事中の写真を拝見しても
ほんとうに、穏やかでありながらもしっかりと
志を秘めていらっしゃるように思う。
あまりにも、この方の言霊がすばらしく
凛としたプロフェッショナルさを感じる。
「日記・コラム・つぶやき」カテゴリの記事
- 生きることは永き夢なり。(2011.02.09)
- 創新塾もつぶやきます。。。(2010.06.06)
- エチカの鏡・・・(2009.09.07)
- コミュニケーションって。(2008.04.23)
- プロミネンス(2008.02.28)
この記事へのコメントは終了しました。
コメント