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March 11, 2012

棲む日々

ここに書き留めるのも
すごく久しぶりです。
きっと、今日は、多くの方々が
さまざまな思いを、
さまざまな方法で
深く深く考えて
行動し、表現されることと思います。

ちょうど、一年前、
わたしは午前中に
ある決心をかため、
上司にその報告を
させていただきました。

親会社より、
グループ会社全体に
新規事業立ち上げの
要員公募があり、
その締め切り日でした。

経験値でいえば、
まったくゼロ。
それは、将来の
讃岐うどん店事業
への参入を視野に入れ、
その初号店の開業というのが
当面のミッションだったのです。

その午後、
大地震が発生しました。
高松市にいながら、
それでも、確かに
揺れを感じました。

その瞬間は
それから起こる
さまざまな事を
予測することなど
できるはずもなく、

ただ、その日以来、
おりしも、始めたばかりの
facebookへの
アクセスが増えていきました。

言葉を失うほどの
ショックを取り戻そうと
するがごとく、です。

でも、同時に
言葉のやり取りの
むずかしさも感じました。
そして、
当たり前のことですが、
さまざまな価値観のるつぼの如き
このSNSでのやり取りのそのものに
幻滅させられたり、
くやしい思いをしたり、

(つい最近も、
人のコメントを勝手に、
あやまった解釈をして、
わたしが大事に思う方を
批判し、そのかたがとても
苦しまれた、、、そんなひどい
事件もありました)

でも、こんな言葉を
思い出しました。

「言葉は発した瞬間から
一人歩きする。
それを放った人間は
感知できない、予測できない
ことがあったとしても、
発した人は、冷静に
臨まなくてはならない。
とくに、作家たるものは
自分の作品を、自分で批評したり
あのときはこうだったなどという
みっともないことをすべきではない」

高校時代の国語の恩師。
昨年、他界されてしまいましたが
それはそれは人間味豊かな、
パワフルで繊細な先生でした。
わたしの記憶では、そういう感じの
ことをおっしゃったはず。
ずっと忘れられないのです。

だから、自分の発した言葉が
人を悲しませるきっかけと
なったりしたことが
自分自身にはわからなくても、
まちがいなくそういう事実が
あるのだということを、
ほんとうに心から
悔いています。

しばらくはネットで
何かを発信すること
そのものがおそろしくて、
不安な状態に苛まれていました。

でも、そろそろやっと
吹っ切れそうです。

正直、
いろいろなことがあったのと、
その公募で選考されてから、
ずっと、初号店の開業をめざし、
けっして鮮やかとはいえない
取り回しをすることで
手一杯ということもあったのですが、、

やがて、たくさんの方のおかげで、
とうとう、この5月4日にオープンの
めどが立ったところです。

この1ヶ月近くは
それこそ、
さらにペースが加速した感じです。

おりしも、
あれから
1年、、、

昨日、他部署の関わるお客様の事業の
イベントで、ちょっとした
デモンストレーションがあり、
(とんでもなく未熟ですが)
うどんづくりの実演と、
実際店舗で使う、
だしを作らせていただき
ました。

うどん生地をのばす作業を
小学生の女の子たちが
すっごく興味をもって、あつまってくれて
いつのまにか、体験うどん教室みたいになって。。。

好奇心のかたまり、
子供たちの目や笑顔をみていると
すごく、こちらまで元気になれる
すなおにそれを嬉しく思いました。

そして
これが、食にかかわることの
奥深さであることも思い知りました。
食べ物をとおして、
瞬間でも、笑顔になっていただけるなら、
それが、どんなものであっても、
そこに関わることができることは
理屈ではかたづかないものがあることを
おしえてもらえました。

おりしも、
あれから1年。。。

なにかというと、
被災者のかたの苦しみをおもえば、
みたいな、、、まるで、
ひとの不幸を自分の励みのための
ものさしにしてしまうような、
そんな不謹慎なことを
この1年、無意識にやっていたかもしれない
自分のおろかさを思い知りました。

そうじゃない、
そんなことではない、、

被災されようが
そうでなかろうが、
この世に寿命をいただいた以上、
「棲み続けていくこと、生き続けていくこと」
そういう理屈抜きの一瞬一瞬に
自分も生かされている以上、

明日なにが起きるかなど、
予測すらできなくても、
このシンプルな一瞬一瞬に
食をとおして、関わらせていただく
そんな
きっかけをもらった一年前に
立ち返らせてもらいました。

けっして、
鮮やかで手際のよい
生き様ではありませんが、
でも、一瞬一瞬を
大切な仲間たちとともに
重ねてまいりたいと思います。

おりしも、
あれから1年。

「棲み続く」
日々を重ねてまいります。

多くの方々の御霊、
おおく方々のつらさに
次の世をになう方々に、
私なりの思いをもって
寄り添わせていただきます。

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Comments

新規事業のご成功を心よりお祈り申し上げます!

Posted by: mozu | March 11, 2012 at 09:58 PM

お久しぶりです。
お元気そうで安心しました。

ワタシも4月に真備から児島に転勤して、10月に新館オープンということで、人生でそうそうあるとは思えない、図書館の引っ越しなんてものを経験させていただきました。

人生、何があるかわからない。
だから、面白いのかもしれませんね。

Posted by: 猫 | March 12, 2012 at 04:55 AM

お元気そうでなによりです。
うどん店も着々と準備が進んでいるようでなによりです(*゚▽゚)ノ
最近FBのながしそうめん楽しみにしておりましたが、アップがしばらくなかったのでどうしたかとおもっちょりました。
にこたまでお世話になった者より

Posted by: ふつれきっず | March 13, 2012 at 05:40 PM

All people deserve wealthy life time and personal loans or just term loan will make it much better. Just because people's freedom bases on money state.

Posted by: Kristi18Shannon | September 30, 2012 at 12:37 PM

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